開設の手順とポイント

農家の方にとって市民農園開設の目的は何でしょうか?

  • 農家の経営上、土地の有効利用、労働力の適正配分を行う。
  • 農家以外の人々との交流を求める。
  • 農地からの収入を求める。
  • 農業や地域環境を守っていく。
  • 農地(資産)の維持管理を行う。
  • 他の人・農協・市町村等から頼まれたから。
  • その他

 開設の目的や地理環境等から、開設の方式や施設内容等を最初に考えましょう。
以下に「開設までの流れとポイント」及び「長続きさせるためのポイント」を簡単に示します。

 

開設までの流れとポイント  農園利用方式(入園利用方式)の場合

 

☆市民農園を開設することを考える

 ↓

☆開設の基本的事項を確認しておく。開設予定地と環境、開設方式、自分の経営等

 ↓

☆期待できる利用者の居住エリアを想定する。※この頃からパートナーを探しておき 

 たい。

 ↓

☆市民農園開設計画を作る・・・概略でも良い

 ↓

☆市民農園整備促進法の適用を受けられるかどうかを検討しておく

 (可能なら、適用を受けて市民農園区域の指定を受けると良い)

 ↓

☆市民農園の設計を行う

 ※1区画の面積の目安は?

 ※道路幅 管理上は広く

 ※どんな施設が必要?

 ↓

☆市民農園を造成する

 ↓

☆入園契約による入園利用

 ↓

☆開園及び運営管理の準備を行う(運営マニュアル作成)

 ↓

☆開園する

 ↓

☆運営管理を行う

 ↓

☆毎年の入園利用の更新により園主と利用者の合意で長期の利用が可能

 

その他の手法による開設は千葉県のホームページ参照

 

 

水
トイレ
トイレ

駐輪場
駐輪場
農具置き場
農具置き場

市民農園を長続きさせるためのポイント

 開設者と利用者の間の良好な関係の下に、協働して管理運営に当るのが長続きさせるポイントです。以下に概要を示します。

利用者組織又はそれに近いもので農園を運営

※ 園主:利用者=1:1の関係に保つ
※ 利用者自己責任で厳格管理

会員募集と入会、更新、退会手続き

※ 2年目からはウェイティング方式で、利用者補充
※ 利用期間は長く、輪作可に
※ ルール違反は退会させる

日常の農園運営と総会

※ 総会が全てのスタート
※ 利用者(会員)で日常運営

イベントの開催

※ 栽培技術講習会から品評会へ
※ 利用者の多才を活用し、多様な行事を行う

利用者同士

※ 園主と組織代表は密に連絡を
※ ミニサークルのすすめ

苗や資材の斡旋

※ 運搬途中で傷み易い苗や重い堆肥などは共同購入が望ましい

農園の社会的評価を高める

※ 周囲の評価が高ければ長続きしやすい。社会的意義を主張

 

開設に当たり疑問や不安をお持ちの方は、当協会にお気軽にご相談ください。

当協会には多数の市民コーディネーターがおります。

園主との協働
園主との協働
イベント:品評会
イベント:品評会

打ち合わせ
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堆肥置場
堆肥置場